2008-10-07 19:26:06
にほんオオカミが去る
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メモ
10年くらい前、渋谷のユーロスペースに
キアロスタミの「桜桃の味」を観にいった。
観おわってロビーで
黒い外套に黒い帽子を深々とかぶった
やけにガタイのいい初老の男性と目があった
すっとのびたというよりも・・
静かなオオカミのような眼差しだった。
わたしは彼と知り合いではないが、
引き寄せられるように
2歩ほど歩み寄って深々と礼をしたのを覚えている。
(どうしてかは本人も?)
顔を上げたわたしに
彼は微笑みながら「いい映画だった」
わたしはうなずきながら「はい」と。
緒形拳だった。
オオカミは去っても あの静かな光はわたしの中の記憶。
キアロスタミの「桜桃の味」を観にいった。
観おわってロビーで
黒い外套に黒い帽子を深々とかぶった
やけにガタイのいい初老の男性と目があった
すっとのびたというよりも・・
静かなオオカミのような眼差しだった。
わたしは彼と知り合いではないが、
引き寄せられるように
2歩ほど歩み寄って深々と礼をしたのを覚えている。
(どうしてかは本人も?)
顔を上げたわたしに
彼は微笑みながら「いい映画だった」
わたしはうなずきながら「はい」と。
緒形拳だった。
オオカミは去っても あの静かな光はわたしの中の記憶。